私たちは「住宅瑕疵担保責任」制度が定める設計・施工基準を満たす住まいをつくっています。
木材の加圧注入処理(1-3)と合わせて、基礎パッキンや土台水切りにシロアリ対策を施すことで、蟻害の10年保証を実現しています。
私たちは「住宅瑕疵担保責任」制度が定める設計・施工基準を満たす住まいをつくっています。
この基準は、住宅の強度や雨水の侵入防止・外壁内の通気の確保などを具体的に定めた規定で、工事途中に2回、第三者機関による検査を受けます。こうした基準や検査をクリアすることで構造体(骨組)や雨漏れに対する10年間の瑕疵保証が付与されます。
一方で上記の(瑕疵担保)保険は、地盤の不同沈下など建物の足元で起きる不具合には対応していません。そこで私たちは所定の手続きを経ることで、10年間の地盤保証もあわせて付与される住まいづくりをご提案しています。
弊社では、新築戸建て建設のご相談をはじめ、土地から探しているかたに対しても、
パートナーである不動産会社と連携を取りながら、家づくりをゼロからお手伝いします。
見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
通勤・通学の利便性や想定されている住まいの大きさなどに応じた土地をご案内します。
また、敷地調査(給排水設備や用途地域種別など)も無償で行っています。
建物本体の費用やお庭まわり、また引越しなどの諸費用を予算ぐみしてみます。
無理のない資金計画をたてたうえで、土地の契約へと進みます。
ご予算にあわせた住まいのプランを具体的に打ち合せてゆきます。
間取りや車庫、採風・採光計画や外観デザインなど、何でもご相談ください。
土地の売買契約が成立した段階で、住宅ローンの審査を申し込みます。
アドバイザーが審査書類の作成もお手伝いしますので、ご安心ください。
住まいの構想が出来あがったところで、建築請負契約を結びます。
このときに地盤の調査も行って、家が建つ場所(ポイント)の強度を確認します。
これからつくり始める家の内容(大きさや用途など)を、審査機関に申請します。
この申請期間中に、住まいの配色や照明計画なども打ち合せてゆきます。
配筋検査(基礎)や中間時検査(構造・防水)を経ながら工事を進めてゆきます。
工事期間は4~5ヶ月がめやすです。
最後に建築完了検査を受けて登記を済ませれば、家のお引渡しです。
カギや各種設備器具の保証書を受け取って、いよいよ新生活が始まります。
沖縄の環境にこそ木造の住まいを
わたしたちがここ沖縄で仕事をするようになったのは今から約15年前、きっかけは福岡県内で60年ほどつづけてきた伝統的な木造建築の仕事を那覇市内で依頼されたことでした。
当時の沖縄県内には社寺や仏閣などの専門的な木造技術をもった大工棟梁が不足していたことから、わたしたちに声がかかりました。その後、首里城や宮古神社・識名宮などの修繕や復元にたずさわる過程で、沖縄の木造住宅のあり方について想いをめぐらせることになりました。
沖縄の自然環境は、九州以北とはまったく異質なものです。そのことを、わたしたちは伝統的な木造建築にたずさわる過程で目の当たりにしてきました。とりわけ蟻害と暴風雨にさらされた柱や屋根組みの状態、またその対処方法など、文化財と呼ばれる建物から学んだことは枚挙に暇(いとま)がありません。
そうした経験を、地元の大工さんたちとともに蓄積しながら、木造の住まいをつくってきました。その過程で着目したのが木造の家づくりで詳しく紹介している「飫肥(おび)杉」であり「加圧注入処理」です。
これまで一貫して追求してきたのは建物の耐久性です。それを実現するのは「適材適所」、適切に選定した素材を、適切に使ってあげることではじめて、木造建築はその高い耐久性を発揮します。そしてこの考え方は、文化財でも木造住宅でも同じことなのです。
コンクリート造の住宅と比べた場合、木造住宅の特徴のひとつは、木という素材の蓄熱性能の低さにあります。この特徴は、家が建てられる地域の気候環境によって長所にもなり、また短所にもなり得ます。
とりわけ継続的に暖房設備を必要とする地域の場合、住宅が蓄熱体として熱を蓄えてくれればその分だけ、空調にかかるエネルギーを抑えることが出来ます。一方で比較的温暖な地域の場合、住宅の蓄熱性の高さが逆に、短所になってしまうのです。つまり、昼間の日射によって蓄熱してしまった住宅の構造体が、夜間にまで熱を発しつづけるという悪循環が起きてしまいます。
木造住宅の室内環境が快適さを保つ理由のひとつは、この構造体である木という素材の蓄熱性の低さにあります。
そしてこの室内温度と合わせてもうひとつ、快適性を示す指標として挙げられるのが、湿度です。コンクリートと比べた場合、木は比重が軽く多孔質な素材であることによって、高い調湿性を発揮します。そこで大切なのは、この木という素材がもつ調湿性能を損なわずに、ねばり強い構造体をつくってあげることです。
わたしたちのつくる家は、カベの内側に気密材などを使わず、その外側に透湿防水シートを貼ることによって、構造体に湿気が溜まることを防いでいます。また木造住宅の場合、その外側に合板などの面材を貼って家の強度を確保する場合が多いのですが、それではカベの透湿性が損なわれてしまいます。
ですから家の強度は、あくまでも無垢の木(筋交い)で確保します。さらにその外側に、通気層を設けてから外装材を貼ることで、構造体に熱や湿気が溜まることを防いでいるのです。詳しくは家の強度をご覧ください。
画像出展:地域情報誌「かふう」09.02.06
こうした技術の良し悪しが、木造住宅の性能を大きく左右します。一方で、家の住み心地を決めるのは温熱環境だけではありません。そこに住む家族にとっての使い勝手、つまり間取りや屋内空間を含めた自由度の高い住まいづくりが求められるのです。
わたしたちはこれまで一貫して、注文住宅だけをつくりつづけてきました。その過程で、様々な建て主さんと出会い、様々なご要望に応えるためのノウハウを蓄積してきました。そして規格化されていない、オンリーワンの快適な住まいをご提供するためには、やはり伝統に裏づけられた高い技術が必要であると確信しております。
この住宅づくりと合わせて、快適な住環境を確保するために必須なのが、土地の選定です。特にここ沖縄では、敷地の形状や地質を考慮しながら、そこにつくられる住宅の配置や間取りを検討する必要を痛感しております。
この敷地環境に対してなるべく素直に住宅を建ててあげることこそ、快適な住まいをつくる近道であると考えて株式会社 西建設を開設しました。
わたしたちは、快適な「木の家」を、ここ沖縄の地でこそご提供したいという想いにかられて、日々汗を流し、現場を走りまわっております。狭い事務所ではありますが、どうぞ気軽にお立ち寄りいただき、木材のこと/住まいのこと/敷地のこと、何なりとご相談いただければと存じます。